イベント共励会

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「近江牛まつり」の生体品評会と枝肉共例会の結果

 「近江牛まつり」の一環として生体品評会(平成12年10月9日、竜王町アグリパーク)と 枝肉共進会(平成12年10月23日、滋賀食肉地方卸売市場)が開催されました。

表1 生体品評会の体側値(平均)
区分月齢体重体高胸囲肥育度指数
去勢29.2746.9kg138.7cm232.5cm538.5
めす31.8644.9129.9222.1496.0
全体30.1709.6135.5228.7522.9

近江牛まつり技術の検証:生体品評会
 去勢33頭、めす19頭の計52頭の出品がありました(出品牛の体測値等は表1)。近畿東海北陸連合肉牛共進会出品牛の審査を兼ねて行われましたが、例年に比べ非常に多くの出品があり盛大な生体品評会となりました。出品牛の産地は11県にわたり、兵庫県(13頭)、宮崎県(11頭)、鹿児島県(9頭)が多く、滋賀県産は4頭でした。種雄牛を見ると、宮崎県産では「安平」(9頭)が、鹿児島県産では「平茂勝」(7頭)が多く出品されましたが、一方、兵庫県産は8種雄牛に分かれ、導入時の種雄牛評価で農家がかなり苦慮されていることが伺われました。
 出品牛は、去勢牛、雌牛とも全体的に肥育の仕上がりは良好で、特に「安平」「平茂勝」の産子の体幅や後躯の充実はすばらしいものでした。審査講評では、「去勢牛は脂肪の付着も良く、肥育度指数が高く幅があるものの、一部骨締まりに欠ける」などの惜しい点が指摘されました。また雌牛では、「全体的には良く仕上がっており、資質にとむ牛が多い」と評価されました。一方で、「体高が低いものや体幅にやや欠けるものも散見されることは残念」と講評され、今後は雌牛の肥育技術の向上が一つの課題と思われました。

近江牛まつり技術の検証:枝肉共進会
 去勢25頭、めす14頭の計39頭の出品がありました。出品牛の産地は秋田から沖縄まで11県と広い範囲にわたり、また出荷月齢も去勢牛では27.1〜35.8月齢、雌牛で27.9〜41.8月齢と幅の広いものでした。
 枝肉成績(表2)のうち、歩留等級はA規格が94.9%(B規格は雌の2頭のみ)と非常に良好で、肉質等級も全体で「4」以上率が69.2%、「5」率が23.1%と良好な成績でした。枝肉重量、ロース芯面積、バラ厚、皮下脂肪厚はいずれも全国平均をやや上回る成績で、BMSb5.7と良好でした。特に、優秀賞1席の出品牛は、雌牛で枝肉重量は406.6kgと充分な重量で、ロース芯面積は68cu、バラ厚は8.1cmと枝肉のボリューム感はすばらしく、BMSbヘ10と非常に立派な枝肉でした。
 去勢牛は枝肉重量では300kg台のものが散見されたものの全体的にそろっていたと思います。一方、雌牛は各形質の平均値は良好なものの、枝肉重量は322.7〜471.9kgと幅があり、ロース芯面積も40cu以下のものが見られるなどバラツキの大きさが見られ、生体品評会と同様雌牛の肥育技術の向上は今後の課題と思われました。

表2 枝肉共例会の成績
区分月齢「4」以上
率(%)
「5」以上
率(%)
枝肉重量
(kg)
ロース芯
面積(cu)
バラ厚
(cm)
皮下脂肪
(cm)
BMS
No
セリ単価
(円)
販売額
(円)
去勢31.176.024.0436.653.97.62.15.82,038889,603
めす31.757.121.4396.351.47.62.12.92,129843,670
全体31.369.223.1422.153.07.52.45.72,068873,114

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